【ダイエットと漢方と 桂枝茯苓丸】

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)とは?

漢方とダイエット 桂枝茯苓丸
直接これだけで痩せるって
漢方ではないですが

でも、意外と生理系の

トラブルがある方に

使います。

○桂枝茯苓丸は、代表的な漢方薬の一つです。
これは体の血の流れが悪くなることで起こる
いろいろな体の不調を助けるための薬です。

○血の流れが悪いとどうなるの?

血の流れが悪くなると、次のような
不調が体に出やすくなります:

・体が冷えることがある

・顔がほてったり、頭痛が出ることがある

・手足がむくんだり、だるく感じることがある

・生理の時にお腹や腰が痛くなることがある

桂枝茯苓丸は、このような血の流れが悪くなって
出てくるいろいろな症状に使われます。

○桂枝茯苓丸の中身と働き

桂枝茯苓丸には、5つの成分(漢方薬の材料)が入っています。

それぞれが体の不調を助けるために役立っています:

桂枝(けいし)

血の流れをよくして体を温めます。
寒いときの不調に役立ちます。

茯苓(ぶくりょう)

体の余分な水分をとってくれるので、
むくみやめまいを和らげます。

牡丹皮(ぼたんぴ)と桃仁(とうにん)

血の流れをよくする働きがあります。
痛みや炎症を和らげる効果もあります。

白芍薬(びゃくしゃくやく)

血を栄養する役割があり、体を元気に保ちます。
また、痛みをやわらげる効果もあります。

どんな人に使われるの?

例えば、体が冷えやすく、顔が赤くなったり、腰やお腹が痛くなりやすい人がいます。
桂枝茯苓丸は、このように血の流れや水のバランスが悪くなっている人に使われます。

さて漢方の血に関する考え方ですが

漢方の血の概念な独特です。

そもそも血が悪い状態といっても、単に一つの病気というわけでなく

不調の根っこになっているケースが多く

そしていろいろなタイプの血の不調があります。

局所的な血の不調と体質的な血の不調があり、

体質的なものは局所的なものが悪化した

結果とも考えられます。

また、はっきりしないけど広い意味で血の不調に

なっているケースもあります。

桂枝茯苓丸は、様々なけつ複雑な血の不調に対応する薬で、

血の流れの滞りを改善する効果があり、

特に「治療の小剤」として軽度の血の不調に用いられます。

使用される病状の例

湿証(体内の水分滞留)、気滞、寒証(冷え)や熱証(体のほてり)が伴う血の不調に使われます。

ただ血の不調の症状は強くないため、一般的に「治療の小剤」として使用されます。

血の病態を伴う腫瘍や気滞なども対象としますが、効果は軽度のものに限られます。

あと特徴として

熱と冷えの症状が同時に現れる場合があります。

のぼせや顔の赤み、頭痛など上半身の熱の症状と、

下半身の冷えが同時に出るときに使われます。

さらに

体内に水が溜まっている場合(湿証)に見られる軽いむくみや、

めまい、動悸が現れる。皮膚が白く水っぽい状態になるのも特徴で、

桂枝茯苓丸が効果的です。

また

気が巡らないことで腰痛や腹痛が生じることがある時

特に月経時の症状や湿証が出ているときに現れることが多いです。

気を巡らせる桂枝が配合されているため、気滞にも効果が期待されます。

昔はこれ一つでよく効いていたんですが

近年になってだんだん効きが悪くなっている

それは生活スタイルや食生活も関わっていると
思います。