【脂肪を燃やすミトコンドリアを増やすコツ その4】

【脂肪を燃やすミトコンドリアを増やすコツ その4】

 

体の中でエネルギーを

燃焼するミトコンドリア

主に筋肉の中にたくさんありますが

実はミトコンドリアは増やす

ことができます。

 

■背筋を伸ばす、片足立ちをする

ほかに、日常生活で試みてほしいのは、

背すじをよく伸ばすことです。

座っている時も、立っているときも、

背すじをピンと伸ばすようにしましょう。

 

というのも、ミトコンドリアは、筋肉の中に多く含まれているのですが、

姿勢を保つための筋肉、ことに背筋と太ももの筋肉に、

ミトコンドリアがたくさん含まれているからです。

 

そこで、日ごろから背すじを

のばすように注意してください。

 

パソコンの前に座っているときは、

ついつい体をパソコンのほうへ前傾させて、猫背になりがちですが、

これは、ミトコンドリアがの問題を抜きにしても、

勧められる姿勢ではありません。

できるだけ、いすの背もたれと背中を

平行に保つようにしましょう。

 

 

また、片足立ちも有効です。

 

片方の足を1分ずつ、片足立ちをすることで、

普段より倍の負荷(体重)を、

体に与えることができます。

同時にバランス感覚も鍛えられます。

 

曲げているほうの足を持って、

行うといいでしょう。

足腰が弱っている人は、転倒に注意して、

短い時間から行いましょう。

 

立っている時も、「頭から糸でつられているようなイメージ」

で背中の筋肉をピンと伸ばします。

こうして、日常的に美しい姿勢で暮らすことが、

ミトコンドリアを持続的にふやすことに役立つと考えてください。

 

 

実際、いろいろな条件下でミトコンドリアの量を計測して、

わかってきたことがあります。

 

それは、適切な運動などを続けると、

短い期間でミトコンドリアがふえて、

端的に効果が現れるということです。

 

一日2時間の運動を一週間続けると、30%程度、

ミトコンドリアの量がふえることが、

人の臨床的な実験からもわかっています。

 

つまり、ミトコンドリアというものは、

このような運動を一週間続けるだけも大きな変化が現れるのです。

その点を励みとして、ぜひお勧めした方法にチャレンジしてみてください。

 

 

私たちはいつか老いと闘わなければならない。

そう感じている人も多いことでしょう。

私たちの体には、生まれつき

「若くなるための機能」がそなわっています。

 

「若くなるための機能」とは、ミトコンドリアによる

エネルギーを作り出す能力と、そのエネルギーを

使って老化によって生じる不具合を治していく力のことです。

 

私たちは、この能力を十全に引き出すことを目指すべきではないでしょうか。