【『お酒は太る』はウソ】
太るのはお酒ではなく糖質”のせい
ぽっこり出たお腹を「ビール腹」というよう
に、「お酒を飲むと太る」というのは常識となっ
ていました。
ビール500ミリリットルのカロリーは約200キロカロリーあり、
ご飯一膳分のカロリーに匹敵するので頷ける話です。
しかし、アルコールに含まれるエネルギーの
多くは、熱量として放出されることがわかって
おり、体内に蓄積されにくいとも言われています。
各国の研究によって、アルコール摂取量と
肥満に関連性がないこともわかってきました。
それでは、なぜお酒をよく飲む人は太ってい
るように思われるのでしょうか?
実は、太らせているのはアルコールではなく、
フルーツ系サワーなどの甘いお酒、
一緒に食べるおつまみ、締めのラーメンなどに
含まれる糖質の取り過ぎが原因なのです。
糖質は、体を動かすために必須のエネルギー
源である中性脂肪に合成され、血中に放出され
ます。
しかし、消費されなかった中性脂肪は、内臓脂肪や
皮下脂肪に蓄積されてしまうのです。
果糖やコーンシロップなどの甘味料が含まれ
たお酒を何杯も飲んだり、糖質たっぷりのおつ
まみを食べたりすることで、中性脂肪が大量に
合成され、肥満の原因となるわけです。