本日はメタボについて
ご説明いたします。
「メタボ」とは
「メタボリック・シンドローム」
の意味
日本語にすると
「内臓脂肪症候群」
と訳すそうです。
さてメタボリック
という言葉は
『代謝』という意味
だそうです。
「内臓脂肪」がたまると,
エネルギーを消費しにくく
なるなど, 代謝機能がおか
しくなります。
その結果、 糖尿病を
はじめ,高血圧、脂質異常症など
複数の「生活習慣病」
になった状態や、なる危険性
が高い状態がメタボです。
2008年度から40~74歳の人を対象
に,いわゆる「メタボ健診」
がはじまりました。
メタボを診断する項目は主に
四つです。
第一条件となるのは、へそまわりの
長さ「腹囲」です。
男性は85センチメートル以上,
女性は90センチメートル以上が,
メタボの条件となります。
残りの3項目は、血糖値と血圧,
それに血中脂質の値です。
腹囲の条件を満たしたうえで,
3項目のうちの二つ以上に
該当するとメタボ,
一つだとメタボ予備群と診断されます。
大人だけでなく、子供のメタボにも
注意が必要です。
幼児期に肥満であった人の25%,
学童前期に肥満であった人の40%,
思春期に肥満であった人の70~80%
が、成人になっても肥満であるといいます。
つまり子供のころにメ タボになると.その後もメタボでありつづける
場合が多いというわけです。
そしてメタボになってから15~20年
で、「心筋梗塞」などを発症する確率
が高くなるというデータがあります。
仮に15歳でメタボになった場合, 30~35歳の若さで心筋梗塞のような
病気を発症する確率が高くなると
いう計算になります。
そこで小・中学生のメタボの
診断基準も設けられています。
腹囲 男性 85cm
女性 90cm
小・中学生 80cm
血糖値 男性・女性 110mg/dl 以上
小中学生 100mg/dl以上
血圧 男性・女性
収縮期 130mmHg以上
拡張期 85mmHg以上
小学生
収縮期 125mmHg以上
拡張期 70mmHg以上
中性脂肪 男性・女性 150mg/dl以上
小・中学生 120mg/dl以上
HDLコレステロール
男性・女性 40mg/dl未満
小・中学生 40mg/dl未満