【最近、巷で言われているヤセ菌って何?】

食物繊維の摂取は、身体の健康と心身の健康に
深く関わっています。

近年、「脂肪を落とす」働きを持つ腸内細菌、
特に「ヤセ菌」と呼ばれる短鎖脂肪酸が
注目されています。

短鎖脂肪酸は、水溶性食物繊維が腸内で分解される際に
生成され、「酪酸」「乳酸」「プロピオン酸」などが含まれます。

短鎖脂肪酸は腸のエネルギー源であり、
腸の免疫力を活性化させる働きに加え、
脂肪燃焼や食欲抑制の効果も確認されています。

食物繊維には、食事の最初に摂取することで
糖の吸収をゆるやかにし、血糖値の急上昇を
抑える効果があります。

食物繊維は消化がゆっくりで、腹持ちが良く、
食べ過ぎを防ぐため、ダイエット効果も期待できます。

水溶性食物繊維は、腸内で余分な
脂質や糖質を便と一緒に排出する効果もあります。

日本人の食物繊維摂取量は1日あたりの目安の
16~24gに対して、平均で3~6g不足していると
言われています。

食物繊維の摂取を増やすには、海藻やきのこ、
そして水溶性食物繊維が豊富なもち麦やオートミール、
全粒粉パンなどの主食に置き換えることがおすすめです。