福岡県の久山町を対象にした研究です。
40歳以上の住民を40年間追跡調査したところ
慢性腎臓病CKDを患っている
グループとそうでないグループ
では、患っていないグループの
方が発症する確率が明らかに
高かったと言う結果が出てます。
腎臓機能が弱まると、体に
水分が溜まります。
血圧を上げるホルモン
アンジオテンシンIIが分泌されて
高血圧や動脈硬化につながる
ことは知られていますが、
それだけでなく、心臓や血管に
流れる血液が滞る→腎臓の機能がさらに低下する
と言う悪循環が起こります。
腎臓と心臓はお互いに影響し合っていると言うことです。
CKDの治療は腎臓自体を保護する
意味合いもありますが、もう一つは
心筋梗塞などを防ぐ目的もあるのです。
とかく、腎臓だけを見てしまいますが
心臓や血管疾患も発症していないか
確認する必要があります。