【女性は閉経近辺で内臓脂肪が2倍速につく】

年齢とともに変わる脂肪のつき方:エストロゲンと内臓脂肪の関係

「最近お腹まわりが気になる…」と感じたら、もしかしたらホルモンの変化が関係しているかもしれません!
女性ホルモン「エストロゲン」は、年齢とともに減少していくため、体の脂肪のつき方が大きく変わるんです。
この記事では、エストロゲンの役割とそれによる体の変化、さらに健康維持のポイントについて解説します。


1. 脂肪のつき方とその変化

脂肪のつき方は、性別や年齢によって変わります。女性の場合は特にホルモンの影響が大きく、
若い頃と年齢を重ねた後では体型が大きく変化することがあります。


2. 女性の体とホルモンの影響

女性ホルモン「エストロゲン」は、皮下脂肪をつきやすくし、内臓脂肪をつきにくくする働きがあります。
これは、妊娠や出産のために腰まわりに脂肪を蓄える役割を持っているからです。

しかし、エストロゲンは加齢とともに徐々に減少していきます。
その結果、皮下脂肪が減り、代わりに内臓脂肪がたまりやすい体質へと変化します。
特に40~55歳ごろに閉経を迎えると、内臓脂肪が増えるスピードが急激に速まるとされています。
一説では、閉経前の約2倍の速さで増えるとも言われています。


3. 女性特有のリスク

さらに加齢による筋肉の衰えや基礎代謝量の低下も影響し、お腹まわりがぽっこりしやすくなります。
これに加え、無理なダイエットが追い打ちをかけることも。
筋肉を減らす過激なダイエットは、基礎代謝量を下げる原因となり、
脂肪燃焼が進まず、結果的に内臓脂肪が増えるリスクを高めてしまいます。


4. 男性の体とホルモンの影響

男性も女性と同じように、年齢とともに脂肪が増えやすくなります。
男性ホルモン「テストステロン」は筋肉を発達させ、脂肪を燃やしやすい体を維持しますが、これも年齢とともに減少します。
その結果、筋肉量が減り基礎代謝も低下。特に「中年太り」と呼ばれるお腹まわりの脂肪が目立ちやすくなります。


5. 共通の注意点と健康管理

男女ともに気をつけたいのが、「隠れ肥満」と呼ばれる状態です。体重が標準範囲内でも、
内臓や筋肉に脂肪がたまりすぎる「異所性脂肪」が問題となる場合があります。
特に肝臓に脂肪がつくと、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まります。

健康を保つためには、健康診断や血液検査で体の状態を定期的にチェックすることが重要です。
早めに対策をすることで、将来のリスクを減らすことができます。


まとめ:変化に合わせたケアを大切に!

エストロゲンが減少することで起こる体の変化は避けられませんが、
日々の生活で対策をとることが可能です。バランスのとれた食生活や適度な運動を心がけ、
必要に応じて医師と相談しながら健康維持に取り組みましょう!

お腹まわりが気になり始めた今こそ、自分の体と向き合うチャンスです!