【〜してはダメ という禁止形ではやめられない】


タイスケ先生: 「こんにちは、〇〇さん。突然ですが、今日は日本とアメリカの
学校のルールについてお話しします。」

お客様: 「日本とアメリカの学校のルール・・・ どんな違いがあるんですか?」

タイスケ先生: 「日本の学校では、廊下には『廊下は走るな』
と書いてあることが多いですよね。一方、アメリカの学校では
『廊下は歩こう』と書いてあるんです。」

お客様: 「なるほど、表現方法が違うんですね。」

タイスケ先生: 「はい、その通りです。これは日米の発想の違いを示す一つの例です。
廊下を走ることでトラブルが発生する可能性がありますが、
目的は同じでも、表現方法に国による特徴が現れるんですね。」

お客様: 「具体的にはどんな違いがあるのでしょう?」

タイスケ先生: 「日本では『〜してはダメ』という禁止形で伝えることが多
いですが、アメリカでは『〜しよう』と推奨形で伝えることが一般的です。
禁止形が心に響くのか、推奨形が心を動かすのかは人それぞれですね。」

お客様: 「それは面白いですね。では、自分の悪癖を改善しようとする場合、どちらの方法が効果的なんでしょうか?」

タイスケ先生: 「日本人の多くは『タバコをやめる』と禁止形で悪習慣から足を洗おうとしますが、
実際にはうまくいかないことが多いんです。禁止形で行動を制限すると、ストレスが溜まり、
最終的にはそのストレスが暴発して元の習慣に戻ってしまうことがあります。」

お客様: 「それは大変ですね。推奨形の方が効果的ということですか?」

タイスケ先生: 「はい、推奨形で習慣や癖を変えるためには、まずは自分の隠れたニーズに
気づくことが重要です。禁止形に比べると遠回りに思えるかもしれませんが、
そこに目を向けることで、悪癖から抜け出す近道になることが多いですよ。」