【日本人の糖尿病リスクと体脂肪の関係についてのタイスケ先生の説明】


タイスケ先生:ちょっと知っていましたか?日本人はあまり太っていないのに糖尿病になりやすいんですよ。

お客様:えっ、本当ですか?なんでそんなことが起きるんですか?

タイスケ先生:それはね、日本人は皮下脂肪をたくさん蓄える能力があまりないからなんです。皮下脂肪は体の中でエネルギーを蓄えるために使われるんですが、なかなかたくさん蓄えられないんですよ。

お客様:それってどうしてなんですか?

タイスケ先生:その理由は、日本人の体の中には内臓脂肪や異所性脂肪と呼ばれる脂肪がたくさんあるんです。それが糖の取り込みを悪くしてしまっているんです。

お客様:なるほど、でも他の人たちはどうなんですか?

タイスケ先生:そうですね、他の人たち、例えば欧米人は、狩猟民族の起源からきているんです。彼らは獲物をたくさん食べてエネルギーを皮下脂肪にたくさん蓄えることが生き残るために有利だったんです。一方、アジア人は農耕民族の起源を持っているので、地道に穀物を育ててエネルギーを取ってきたんですよ。

お客様:だから、アジア人は皮下脂肪をたくさん溜める能力が少ないってことですね。

タイスケ先生:その通りです。実はアジア人、特に日本人は皮下脂肪の脂肪細胞が少なくて小さいんです。だから、狩猟民族のような食事をしても、余ったエネルギーは皮下脂肪ではなく内臓脂肪や異所性脂肪として蓄えられてしまうんです。

お客様:なるほど、でもそれって問題なんですか?

タイスケ先生:そうなんですよ。現代では栄養状態が改善されていますが、農耕民族の人たちが狩猟民族と同じような食事をすると、エネルギーが皮下脂肪ではなく

内臓脂肪や異所性脂肪として蓄えられてしまうんです。それが糖尿病のリスクを高める要因となるんですよ。

お客様:なるほど、なかなか難しい問題ですね。

タイスケ先生:そうなんです。ですから、日本人やアジア人は特に、健康に気をつける必要があります。バランスの取れた食事や適度な運動を心掛けることが大切ですよ。

お客様:わかりました。食事や運動に気をつけて、糖尿病のリスクを減らしたいと思います。

タイスケ先生:素晴らしいですね。予防は大切ですから、意識して取り組んでくださいね。