こんにちは
タカキ薬局の高木です
【排卵障害の方の治験例 治療編 その1】
漢方で改善した方の例です。
36歳 不妊歴 2年(結婚歴5年)
夫婦の原因 特になし
結婚後、3年近く 妊娠しなかったため
婦人科を受診しました。
ホルモンのバランスが悪く
排卵障害が起きているという診断で
排卵誘発剤などによる
治療を開始し、2年経過しています。
基礎体温は 低温期と高温期の
体温差が小さく、体温の上がり方が鈍く
排卵日がはっきりしません。
高温期はやや短めです。
● 5月10日
漢方薬を飲みはじめて3ヶ月
まだ妊娠には至っていないが
基礎体温の低温期と高温期の体温に
幅ができ、はっきりとした二層になってきました
会社の帰りの婦人科に寄り 基礎体温表を見せると
「今周期は低温期から高温期に一日で
ぐっと上がっていますねいい兆候です。」
とほめられました。
超音波で 卵子もいいぐあいに
育っている事も分かりました。
今、妊娠しているとしたら
赤ちゃんが生まれるのは来年の2月ごろだろうか?
有頂天になって そんな計算までしてしまいました。
● 6月2日
義母が風呂場で転んで骨を折り
入院する事に 見舞いに行くと
「こんなに簡単に骨折するなんて私も年ね
早く孫の顔を見せて」と言われました
不妊治療を受けている事は義母には内緒に
しているので、悪気はないと思うのですが
私は激しく落ち込みました
”いちばん子供が欲しいのは 私なのに、、、”
基礎体温は安定しているのに
今月も妊娠できませんでした。
●10月22日
7月に腹痛を起こして
「卵巣過剰刺激症候群」と診断されました
排卵誘発剤の副作用で
卵胞が多数育ちすぎて、卵巣が腫れあがってしまいました
軽度ということで、入院はせずにすみましたが
2ヶ月も治療を休む羽目になってしまいました。
漢方薬局で相談すると
「卵巣が疲れきっている状態だから
漢方は一時休んだほうがいいのでは?」
といわれ素直にそれにしたがいました。
体調の悪さと義母のケアでイライラしがちだったため
「気」のめぐりをよくしてストレスを緩和する
「加味逍遥散」という薬と 体全体を滋養しながら
卵巣の回復を早める
「婦宝当帰膠」と「胎盤エキス」
をしばらくのみつづけるになりました。
(次回に続く)