『塩分の取りすぎが体に悪いわけ』

『塩分の取りすぎが体に悪いわけ』

 

『味が濃いものを食べると体重が増えている』

身に覚えがある人も多いのでは?

 

味が濃い=塩気が多い とまず考えます。

食塩を大量にとるとむくみが生じます。

 

食塩の成分の ナトリウム と クロライド

は細胞の中に入らず、 血液中や細胞外液に

多く留まります。

 

 

ナトリウムとクロライドは 性質上細胞内に入りづらく

すると細胞外液の塩分濃度が上がってしまうために

体は水で薄めようとします。

また そのナトリウム と クロライド自体にも水が

結合してしまい、余計に助長してしまいます。

 

更にこの食塩を水に溶かすと『酸性化』するそうなのです。

酸性化とは 水素イオンが増えている状態で

そうすると更にそれを水で薄めて PH7.4にしようと

体は働くため、水が入りむくみが酷くなります。

 

ちなみに 体液が酸性化すると

 

アシドーシスといって 呼吸器系、胃腸系など様々な

体の不調に繋がります。

 

理科の実験では食塩を水にとかしてもPHに変化なしと

ありますが、それは純粋な水であって 水道水だと酸性に

なってしまうとのことです。

 

さて、体液がむくむと 腸や肝臓もむくんでしまい

正常な消化吸収ができなくなります。

だから アシドーシスだと下痢が起こるんですね。

 

肝臓は脂肪を代謝するにも重要な場所

ダイエットにも影響を及ぼします。

当然 血管の水かさが増えますので

血圧も上がります。

 

肺や腎臓で 水素イオンを頑張って排出するため

この2つも疲れてしまいます。

どうやら あまりいいことはなさそうです。

(続く)